所属コース紹介
エネルギー総合工学コース
コース長からのメッセージ

現在日本では、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、再生可能エネルギーの主力電源化を目指して動いています。すなわちエネルギーに関する事業は今後ますます盛んになって行く事が想定されており、これに対応可能な人材育成が求められています。本コースはそのような社会的要求に応えるため、電気エネルギー、機械エネルギーそして化学エネルギーを総合的に捉えて、再生可能エネルギーを従来のエネルギー体系に組み込んだ新たな電力システムの構築、さらにエネルギーのあり方を学ぶためのコースです。
本コースではエネルギーの基礎を物理や化学の観点から学び、学年進行と共に、応用系の学問を学んでいきます。具体的には電気回路(パワー回路)や電気磁気学、電気化学、熱や流体などの基礎的な学問から、電子デバイスやエネルギー変換、高速熱流体、蓄電池など様々な角度でエネルギー問題を捉え、最終的に卒業研究においてエネルギー分野の最先端の研究に触れることで、幅広い知識を得ることが可能なカリキュラムを用意しています。また本コースの特徴として、豊富な実験や実習、アクティブラーニングなど学生が主体となって考えるカリキュラムを実践しています。
また大学院まで含め一貫したエネルギー関連の教育・研究指導を受けることで、機械・電気・化学と幅広い知識を取得する事ができます。そして本コースの特徴として、自動車分野、半導体分野、発電分野、通信分野、蓄電分野だけではなく、一見エネルギーとは関係ないと思われる土木や建築分野などでもエネルギーに関連する人材が求められているため、本学の中で最も多くの求人数を誇ります。そのため皆さんも、多岐に渡る分野の求人から就職先を選ぶことが可能です。さらに、高等学校教諭一種免許状(工業)の資格取得や、公務員などの就職先を選ぶこともできます。
魅力ある先生方と共に、是非エネルギーに関係する研究の楽しさに触れて、自分の将来を考えてみませんか。
エネルギー総合工学コース
コース長 大野 智也
機械知能・生体工学コース
コース長からのメッセージ

本コースは、機械系・情報(知能)系・生体系に関する基礎学力と問題解決能力を修得し、豊かな暮らしを牽引するのに大きな力となる「ものづくり」の技術者を育成するコースです。社会では様々な「もの」が作られています。身近な家電製品から自動車、飛行機、鉄道、船舶などの輸送機械、電子計算機、時計などの精密機械、CTやMRIに代表される様々な医療機器、ロボット、大規模な化学工場・・・、これらの設計・開発を行うには、機械工学、電気・電子工学、情報工学、ロボット工学、生体・医療工学など様々な幅広い知識が必要となります。また、ICT(Information and Communication Technology)やIOT(Internet of Things)そして、AI(Artificial Intelligence)等の技術は近年「ものづくり」に多く取り入れられ、機械系・情報(知能)系・生体系の知識を融合することで更に進化した製品や機器が開発されるようになりました。工業製品の自動化では自動運転の自動車や無人農業機械、地域や高度医療では遠隔医療や医療画像診断、バーチャル手術、社会福祉では介護ロボットや知能・自立化ロボットなど、今後も皆さんのアイデア次第で「ものづくり」もどんどん進化していくことでしょう。このような進化にも対応できるよう本コースでは、「材料力学」、「機械力学」、「熱力学」、「流体力学」などの「ものづくり」の基盤となる力学や「生産加工学」、「工業材料学」、「制御回路工学」などの工学に関する基礎科目と共に、「プログラミング」、「ロボティクス」、「人工知能」、「医療工学」、「バイオマテリアル」、コンピューターを用いた設計・開発・生産技術である「CAD、CAM、CAE」の科目、更に、実験・演習・実習を行う「メカニカルデザイン」、「メカトロニクス」、「工学実験」等実践的な科目を開講し、4年生の卒業研究では14名の教員からなる9研究室が対応します。機械知能・生体工学コースで「ものづくり」の楽しさを知るのと同時に、しっかりとした知識とコミュニケーション能力を養い、社会に貢献できるエンジニアを目指してみませんか。
機械知能・生体工学コース
コース長 佐藤 満弘
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